Y’s コラム

夏の終わりの「夏バテ腸」

「夏バテ」とは医学的な用語ではありませんが、高温多湿の日本の暑さによる体調不良の事をします言葉になっています。
「疲れが取れない」「食欲がない」「体がだるい」「よく眠れない」「体が冷える」・・・

症状は様々ですが、暑い夏はビール、アイスカフェ、炭酸飲料など冷たい飲み物の過剰な摂りすぎで胃腸が冷えて弱まり、消化器官の機能低下になり食欲不振につながっています。
また、暑さでよく眠れずに睡眠不足が続き、疲れが取れないという事になってきます。

更に、冷房に当たりすぎて体が冷えてしまい血行不良になり、体の芯から冷えてしまい、胃腸の調子も低下して下痢気味になり、免疫力も低下してしまいます。

「夏バテ」しにくい腸内環境を作りましょう

乳酸菌

乳酸菌には動物性のヨーグルトなどがありますが、胃酸などに弱くプロバイオティクスの機能性ヨーグルトをお勧めします。
また、植物性の乳酸菌としての漬物や納豆、味噌などは、胃酸に強く生きたまま腸内に届くので和食中心の食生活はお勧めです。

食物繊維

乳酸菌のエサになるのが、食物繊維。
2種類あり、水溶性食物繊は水に溶けゲル状になり、腸内の有害物質や老廃物を排出します。
不溶性食物繊維は水に溶けないので胃腸の水分を吸収し大きく膨らみ、便のカサを増し腸を刺激してぜんどう運動を活発にして排便を促します。


不溶性食物繊維:水溶性食物繊維=2:1が理想です。
水溶性食物繊維:オクラ、山芋、里芋、こんにゃく、海藻類、キノコ類
不溶性食物繊維:ごぼう、イモ類、豆類、玄米、穀類

体温調節機能を働かないと自律神経は衰えると言われています

室内と外の温度差が大きいため環境の変化に対応しようと自律神経が過剰に働き、バランスが取れなくなり自律神経失調症になりストレスや運動不足も重なり、外気との気温差が大きいのが長く続く環境にいると症状をひどくさせることもあります。
また冷房のある室内で行動することが多く汗をかかない方、汗の出方が少ない方、運動しないから汗をかくことが少ない方は、使わない体温調節機能が衰えている可能性があるしれません。特にこんな方は体内に熱がこもり、知らないうちに脱水や熱中症になる可能性もあり、体温調節機能を働かないと自律神経は衰えると言われています。

まとめ

先ずは食事や生活習慣、腸内環境を見直して夏バテを防ぎましょう。

  • 1日3食のたんぱく質、野菜、果物とバランスの良い食事を摂りましょう。
  • 発酵食品や乳酸菌の多い食事を1日3食に摂りましょう。
  • ビタミンB1でスタミナをつけましょう。(豚肉、ニラ、にんにく等)
  • 夏野菜を彩り多く食べましょう。
  • 水分補給を1日1.5L摂取しましょう。(喉が渇く前に早めに、こまめに飲みましょう)
  • 水分摂取は2時間おきにコップ1杯(200㏄)位摂りましょう。
  • 2時間おきに排尿して、体が浮腫まないように毒素を排出しましょう。
  • なるべくその日の内に寝床につき、質の良い睡眠をとりましょう。
  • 体を冷やさない様に、冷たい食事や飲料を控える。
  • 早朝や夕方以降で、軽く汗ばむ程度の運動をしましょう。
  • エアコンに当たりすぎないような工夫をしましょう。(体を冷やさない様に寒いと感じる前に首にスカーフを巻くとか、服を調節しましょう。)
  • 毎晩湯船に浸かり、リラックスして自律神経のバランスを整え、腸を温めることで働きも良くなります。また温めの湯船に15分位浸かりお腹を右回りに軽く「の」の字を書きマッサージすると腸の機能も活性化するでしょう。
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