新し物好きの脳を活性させましょう!!

私達人間の脳は、新しいものを好む「ネオフィリア(neophilia)」という性質を持っていると言われています。

子供のころを思い出せば、どなたでも好奇心のかたまりであり、成長の過程で大切な役割を果たすことは明白です。進化論ひとつとっても、生き物の中で人間だけがめざましい繁栄を得たのは、人間がこの性質を持っていたからだと言えます。そして、見方を変えれば、人間は退屈が一番のストレスの原因にもなりうるということです。

大人でも、好奇心のかたまりのような行動をとる方はもちろんいらっしゃいますが、毎日が惰性で生きているように思っている方も多いような気がします。しかし、これはちょっと危険信号です。退屈を退屈と感じない、それは脳の活性が停滞しているのかもしれません。
もし心当たりがあるようでしたら、「ネオフィリア」を満足させる好奇心を呼び覚まし、新たな行動に向けて動きだす必要性を感じます。

私たちが生きる今の世の中はモノや情報が溢れています。また、情報の入り方があまりにもスピーディーですから、逆に好奇心への飛びつきから避難してしまう場面も多々あるように感じます。
しかし、子供のころは、親や幼稚園、学校の先生がいつでも新しい刺激を与えてくれますから、自分で情報を取りに行く必要が無かったのです。

もともと脳は、退屈すると、考えなくてもいいようなネガティブなことを考えてしまう傾向あると言われています。退屈しないように生きていくことで、脳を健康に保つこともできるのです
だからこそ、私達大人は、自ら情報をつかみ、創意工夫しながら新しい刺激を求めて、「自分のため」にしていかないといけないのです。

ところで、人間は動物である限り、ストレスは無くならないでしょう。何故なら、外敵から身を守り、仲間からは気に入られ術(すべ)を常に磨いておかなければならい動物としての宿命みたいなものがあるからです。
そして、その「宿命に対する無意識の意識」が対人関係にストレスを生み出しているとも言えます。
だからこそ、ストレスを可能な限り回避し、脳をリセットする意味でも「好奇心」は常に持ち続けなければならないように感じます。

さて、みなさんを満足させる「好奇心」は何でしょうか?
もし、何も無いように感じる方は、無邪気な頃のご自身を思い出して街に繰り出されてみたらどうでしょうか? ご自身の脳が喜んでくれる何かが発見できるかもしれません。

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