日本人には特有の腸内細菌があるらしい

大きく3種のタイプに分類できる人の腸内細菌

人の腸内細菌の種類と数量を分析し、優勢な細菌の種類を解析すると、大きく3種のタイプに分類できることが報告されています。
この分類のことを「エンテロタイプの分類」と呼び、どの様なタイプの腸内細菌が多くの割合を占めるかにより「バクロイデスタイプ」、「プレボテラタイプ」、「ルミノコッカスタイプ」に大別されています。

プレボテラタイプ」は小麦やトウモロコシなど主に炭水化物(穀物)を中心にした食生活を送る国に多く、中南米や東南アジアなど多くの国に分布します。
バクロイデスタイプ」は主に肉食が中心の食生活を送る国が多いとされます。中国や欧米人が代表です。「ルミノコッカスタイプ」は、バクロイデスタイプとプレボテラタイプの中間的な食事を摂る国で、日本やスウェーデンがこれに属しているといわれています。
また、こういった「エンテロタイプの分類」には、抗生物質の使用量が大きく影響しているとの報告も成されています。

ところで、日本人に特有の腸内細菌とは、どんなものなのでしょうか・・・?

ちょっと下(しも)がかった話で申し訳ありませんが、欧米の方がのりを食べると、胃腸で消化されず、ほぼそのままの形で出てきてしまうという話は聞かれたことはおありでしょうか?
日本人の腸内には、のりなどの紅色系の海藻などを分解できる腸内細菌のひとつ、「バクテロイデス・プレビウス」なるものがいることが報告されていて、この菌のおかげでのりを消化できるといわれています。

のり

興味深いのは、この菌も、元々海藻類を分解できたわけではないということです。フランスの研究グループの報告によると、海藻類の細胞壁にある「ポルフィラン」という炭水化物を分解する酵素を持つ海洋細菌「ゾベリア・ガラクタニボランス」を口にいれた日本人の腸の中で、この遺伝子がバクテロイデス・プレビウス菌に移り、このプレビウス菌が海藻類を分解できる働きをもつことになったということです。そして、日本は海に囲まれた島国なので、この菌が日本人の間で広がって行ったと考えられています。

腸内細菌が環境により変化するというこの実態が深く解明されれば、人間の進化が腸と深く関わっているということがもっと証明されるのかもしれません。
ますます腸の神秘に心が奪われますよね。

美肌になるための基本は腸からのメンテナンスが不可欠です。

フローリズム

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