夏野菜

Y’s コラム

夏野菜

夏の野菜は色が鮮やかな野菜が多く、栄養も豊富です。
それは、植物は逃げられない環境下にいて、強い紫外線が射してきます。植物はその紫外線に対して、自分の身を守るかのように「抗酸化」の成分を出します。この抗酸化成分は色の具合により、その成分はそれぞれ異なります。この恩恵を受けて7色の成分の野菜(果物1種)を毎日350g以上は摂りましょう。

また、私たちは季節と共に生きています。その旬の野菜や果物は、私達の体と密接に関係があります。
冬は寒くて体が冷えるため体を温める野菜が多く、春は解毒する野菜、そして暑い夏は体を冷やす野菜が多いのです。
スイカ、キュウリ、トマトなど蔓(つる)にぶら下がった野菜などが特に体を冷やしてくれると言われています。

栄養素の面でも、夏はカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどを多く含む野菜が豊富で、夏バテなどに効果が高く疲労回復に期待が持てます。
また「カリウム」も多く含み、ナトリウムなどの塩分を排出し、排尿などで体外へと解毒する効果があり、体を冷やす効果が期待できます。

栄養成分

トマト

赤い色素「リコピン」 がんの予防、免疫力を高める働き、抗酸化作用
カリウム 体内の塩分を排泄するサポートし、血圧を下げる働きなど
ビタミンC ストレスへの対抗力や風邪の予防など
β-カロチン 体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を正常化、免疫力
クエン酸 疲労物質などを体外に排泄するサポート、食欲増進
リノール酸 脂肪燃焼に働くたんぱく質が多く作られ血糖値が低下

なす

紫の色素「アントシアニン」 強い抗酸化作用、コレステロールの吸収を抑える作用
カリウム ナトリウムの排泄を促し血圧の上昇を抑える働き

スイカ

赤い果肉「リコピン」 がんの予防、免疫力を高める働き、抗酸化作用
β-カロテン 抗発ガン作用、免疫賦活作用、皮膚や粘膜の健康維持
カリウム 疲労回復、利尿作用
L-シトルリン スイカの果汁から発見のたんぱく質(動物性にほとんどない)
体内で分解された有害アンモニアを無毒化して排泄へ血管全体を拡張し、血流を良くする。

 

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