実は、一年中で秋が一番便秘になる方が多いと言われています。
秋の便秘の原因のひとつは、夏の間に冷たいものを取り続けた内臓が弱っていて、消化力自体が落ちていることです。しかも、季節がら食欲は増すので、急に内臓の負担が大きくなりがちになります。
また秋は暑い夏とは違い水分の摂取も忘れがちになりますし、それに加えて空気も乾燥します。つまり、腸が水分不足を引き起こし、ついには便秘になってしまう事、さらに急な気温の下降で、血行、腸のぜんどう運動、腸の働きも低下して、ついには便秘になりやすい状態になるというメカニズムです。
便秘により血行が滞ると、栄養もスムーズに体全体に行き渡らなくなり、あわせて老廃物の処理も上手くいかなくなりますので、結果として、肩こり、頭痛、歯痛、高血圧など支障が出て老化も進みます。ですから、腸内環境を見直すことは、本来一番のアンチエイジングに結び付くと言えるのです。
秋の便秘の対策は?
そこで対策をご紹介します。
1.いきなりたくさん食べる感覚を抑えましょう。
もちろん味覚の秋は魅力的ですから、食べる時はしっかりよく噛んで、ゆっくり食べる習慣を身につけましょう。
2.夏から引き続き、水分はこまめに積極的に摂りましょう。
3.便秘予防・解消のためにも(腸内環境を善玉菌優勢にするために)、発酵食品、乳酸菌、味噌、ピクルス、チーズなど多種類の乳酸菌などを一日に何回か摂り、また食物繊維も忘れない様に摂取していきましょう。
秋はキノコ類が豊富で香りもよく、南瓜も甘みが増し、ホクホク美味しく食べられますから、これらに含まれる食物繊維が、善玉菌のエサになり腸内環境を整え、便秘解消にも繋がります。
とくに南瓜は緑黄色野菜で、ビタミンEやβ-カロテンの栄養素が含まれています。これらは、乾燥肌タイプなどに絶対に必要な保湿対策に必須なビタミンで、保湿や肌の修復、免疫力、風邪予防、血行を良くして冷えの解消に期待が持てます。
食事も、見直していくことで、内面からのケアが充実し、肌や髪のツヤまでもが改善していくのです。
食欲の秋を充実したものにするために、食習慣をちょっと見直してみて下さい。
そして、フローリズムの活用もぜひお忘れなく!!